ナイトガード以外の治療でも噛み合わせの悪化を予防できる? | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.05.13 その他

ナイトガード以外の治療でも噛み合わせの悪化を予防できる?

噛み合わせは日常生活の癖によって悪化することがあります。噛み合わせの悪化を防ぐためにナイトガードを使用する方法がありますが、それ以外の予防法を知りたい方もいらっしゃるでしょう。

本コラムでは、ナイトガード以外の噛み合わせを維持する治療について解説いたします。噛み合わせに不安があれば、ぜひご参考ください。

噛み合わせの悪化を防ぐ方法
睡眠中の歯ぎしりや食いしばりには、歯のすり減りや顎にかかる負担を軽減させるため、多くの場合ナイトガード治療を用います。一方で、歯ぎしりや食いしばりがない場合は、ナイトガードを適用せずに噛み合わせの悪化を予防します。方法は以下の4つです。

・日常習慣(悪習癖)を改善する

・鼻呼吸をする

・左右の歯でバランスよく食事する

・定期検診に通う

歯並びが悪くなり、噛み合わせのズレにつながる日常習慣を悪習癖と呼びます。弱い力でもかかり続けると歯は動くため、噛み合わせの悪化予防には悪習癖を改善する必要があります。例えば、頬杖をつく癖や舌で歯を押す癖などがある場合は気をつけましょう。

また、鼻呼吸を意識しましょう。口呼吸を長期間繰り返すと、口周りの筋力低下や出っ歯が起きやすくなります。さらに舌の位置が下がることで、無意識のうちに舌で歯を押すようになる可能性もあります。そのため、鼻呼吸を心掛け噛み合わせの悪化を防ぎます。

左右でバランスよく咀嚼することも、噛み合わせを維持する方法の1つです。左右でバランスよく噛めない場合には、すでに噛み合わせに問題が生じている可能性が高いでしょう。噛み合わせのトラブルが起きる前に、定期検診で噛み合わせを確認することをおすすめします。

噛み合わせが悪い場合に起こり得ること
噛み合わせが悪いとうまく噛めないだけでなく、顎にも負担がかかるため顎関節症になる可能性が高まります。噛み合わせのバランスが崩れると全身も歪みやすくなるため、頭痛や肩こりなどの症状が出る方もいらっしゃいます。うまく噛めないことで気が付かないうちにストレスを感じることもあるでしょう。

一度噛み合わせが悪化すると簡単には元に戻せません。全体の噛み合わせを整える矯正治療が必要になるケースもあります。大がかりな治療が必要になる前に改善したほうがよいでしょう。すでに「左右で噛み心地が違う」など、噛み合わせについて気になる点がある場合には、早めに歯科医師に相談しましょう。

噛み合わせ治療の1つである「咬合調整」については以下のコラムを参考にしてください。

咬合調整の必要性と方法について

Q1:噛み合わせを改善するにはどんな治療方法がありますか?

A1:軽度の症例であれば、左右のバランスを取るために削る治療を行います。被せ物や詰め物によって、噛み合わせのバランスを取る治療もあります。しかし、全体的に噛み合わせに問題がある場合には、矯正治療が必要になります。

Q2:噛み合わせが悪くなる原因とは何ですか?

A2:遺伝的な要素もありますが、日常生活の癖が原因で歯並びが乱れ、噛み合わせも悪くなることがあります。また、虫歯や歯周病などを放置することでも噛み合わせは悪くなります。放置するほど治療が大変になるので、早急に歯科医院を受診しましょう。

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