歯周病の早期発見と悪化させない対策
日本人が歯を失う原因で最も多いのが歯周病です。歯を守るためには歯周病の早期発見や予防が大切です。
本コラムでは、歯周病の早期発見の重要性と悪化させないための対策について解説いたします。歯周病から歯を守るためにもぜひご参考にしてください。
歯周病の早期発見が重要な理由
歯周病は、細菌感染が原因で歯茎に炎症が起きたり、歯や歯茎を支える歯槽骨が溶けたりする病気です。細菌は歯垢や歯石などの汚れに含まれ、磨き残しで歯垢を取りきれていない状態が続くと歯周病のリスクが高まります。
また、歯周病には虫歯のような痛みはなく、初期段階では自覚しにくいため注意が必要です。歯茎が腫れたり、歯磨きの際に歯茎から出血して気が付く場合がほとんどです。
歯周病が進行すると歯槽骨が溶けて歯がぐらつくようになり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。溶けた歯槽骨や失った歯は元に戻らないため、歯周病の早期発見は重要です。
歯周病を悪化させない3つの対策
歯周病になった場合でも、以下の対策を行うと症状の悪化を防げます。
・セルフケアを毎日行う
・歯科医院でメンテナンスを受ける
・生活習慣を見直す
細菌の温床となる歯垢や歯石を溜めないようにするには、毎日のセルフケアが大切です。歯ブラシが届きにくい部分は歯間ブラシやデンタルフロスを使ってケアしましょう。ただ、セルフケアだけでは限界があるため、定期的に歯科医院でメンテナンスを受けると安心です。
また、歯周病は細菌感染が原因で進行するため、生活習慣を見直して免疫力を高め、細菌に負けない健康的な身体を目指しましょう。喫煙の習慣がある場合には禁煙が必要です。タバコは身体の血流を悪化させ歯周病のリスクを高めます。
さらに、歯周病は再発する可能性があるため注意しましょう。再発防止については以下のコラムをご参考ください。
武蔵野市・吉祥寺エリアで歯周病治療をお探しの方は、ぜひ当院にご相談ください。
Q1:歯周病は自然に治りますか?
A1:自然には治りません。放置すると症状が進行するため、歯科医院での治療が必要です。
Q2:歯周病と虫歯の違いはなんですか?
A2:虫歯は虫歯菌によって歯が溶けますが、歯周病は歯そのものではなく歯茎などの周辺組織に炎症が起こる病気です。