歯周病予防ケアの基本とその重要性について | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.05.01 歯周病

歯周病予防ケアの基本とその重要性について

歯周病の予防ケアをご存知ですか?歯周病は歯だけでなく、全身の健康に影響を及ぼす病気です。

本コラムでは、歯周病予防の基本と予防ケアの重要性を解説いたします。歯周病や体の健康についてご参考いただき、歯周病予防ケアを始めましょう。

歯周病予防の基本は?
歯周病は歯垢(プラーク)に含まれる細菌によって進行します。丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診によるプラークコントロールが歯周病予防につながります。

歯磨きは歯ブラシのほか、歯間ブラシやデンタルフロスを使用するとよいでしょう。歯磨きでは届きにくい歯と歯の隙間を掃除しやすくなります。

歯垢が石灰化して歯石になると、歯ブラシでは除去しきれません。よって、歯科医院での歯石除去が必要になります。スケーラーとよばれる器具で歯石を取り除き、歯茎の炎症や歯周ポケットが深くなるのを予防します。

歯周病の発症を早い段階で気づくためにも、3ヶ月に1回の頻度で歯科検診を受けましょう。ブラッシング指導を受け、磨きにくい部分や汚れが溜まりやすい部分を知ることで、歯周病の発症を抑えられます。また、歯周病発症や悪化の要因には喫煙が深く関係しています。禁煙は歯周病予防に効果的です。

予防ケアの重要性とは
予防ケアの重要性を示すものとして、歯周病には次のような特徴が挙げられます。

・自覚症状が現れにくい

・歯の損失につながる

・ほかの病気につながる

歯周病の前段階である歯肉炎では痛みをほとんど感じません。歯科検診を受ける習慣がないと発見しにくいため、気づいたときには歯周ポケットが深く、歯の動揺が起きているケースも考えられます。歯周病が進行し、歯石除去や外科処置での回復が難しい場合には抜歯が必要です。抜歯を伴う入れ歯やブリッジ、インプラントなどの治療は負担が大きくなります。

また、歯周病の原因菌が全身をめぐることで、糖尿病や心疾患、慢性腎臓病などさまざまな病気を発症する可能性があります。将来のリスクを避けるためにも、歯周病予防による口腔機能維持は大切です。

このように、歯周病は歯や歯茎だけでなく全身にも悪影響を及ぼすため、予防ケアによる早期の発見・治療に努めましょう。歯の状態を知りたい、歯周病予防ケアを始めたい方はぜひ当院へご相談ください。

歯周病と全身の健康の関係については、以下のコラムでご紹介しています。こちらもぜひご確認ください。

歯周病と全身の健康との関係性

Q1:歯周病の予防ケアは保険が適用されますか?

A1:2回目以降の歯周病検査で歯周ポケットが4mm未満である、部分的に歯肉の炎症が認められるなど歯周病重症化予防治療の対象であれば、歯石除去が保険適用になります。費用に関して気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください。

Q2:職場で時間が取れません。毎食後の歯磨きは必要ですか?

A2:食後はすぐに歯を磨くのが理想です。時間が取れない場合は、水や洗口剤でうがいをするだけでも、歯につまった汚れの除去や口内の乾燥予防につながります。朝や寝る前などに時間をかけてデンタルケアを行い、定期的に歯科検診を受けましょう。

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