歯周病の予防ケアとは具体的になにをするの?
歯周病は、細菌に感染することで歯茎が腫れたり血が出たりする口腔内の病気です。放置すると、全身の健康を害する可能性があることでも知られています。
歯周病にならないためには、日々のセルフケアや歯科医院での定期検診が重要です。本コラムでは、歯周病予防ケアについて具体的に解説いたします。
大切な歯を守るためにも、ぜひご参考ください。
自宅でできる具体的な歯周病予防ケア
自宅でできる歯周病予防で大切なことは、磨き残しがないように歯磨きをすることです。歯に残った食べかすは、歯の表面に付着する細菌の塊である歯垢の原因となります。特に、寝ている間は唾液の分泌量が減り、口内に細菌が増殖しやすくなります。そのため、就寝前の歯磨きは虫歯予防だけでなく、歯周病の予防ケアにとっても重要です。
歯磨きをする際は、歯ブラシを歯に垂直に当て丁寧に磨くようにすると、磨き残しを防止できます。汚れの溜まりやすい歯の間は、歯間ブラシやデンタルフロスを使って取り除きましょう。
また、タバコは歯周病を悪化させる原因となるため、喫煙習慣のある方は予防のためにも禁煙しましょう。ほかにも、間食をやめたり、十分に睡眠を取ったりと、生活習慣を改善し免疫力を上げることで、歯周病の発症リスクを抑えられます。
歯科医院でできる具体的な歯周病予防ケア
歯周病を予防するには、自宅でのセルフケアだけでなく歯科医院での治療も大切です。歯科医院では、歯垢やセルフケアでは取り除けない歯石を除去できます。歯垢や歯石は歯周病に直結するため、放置してはいけません。
口内のお掃除だけでなく、定期的な検診で口腔内の状態をチェックすることも重要です。歯科医院では、歯茎の炎症や歯石の付着について確認します。
自覚症状がなく歯周病が進行している可能性もあります。歯が痛くなったり、歯茎から血が出てから歯科医院にかかるのではなく、異常が出る前に受診するように心がけてください。
自宅でのセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせて、健康な歯を維持しましょう。
歯周病における予防ケアの重要性については、以下のコラムでもご紹介しているのでこちらもご参考ください。
Q1:歯周病が悪化したらどうなる?
A2:歯周病が進行すると歯茎が下がり、歯の根本部分が露出します。また、歯を支えている骨が溶けることで歯にグラつきが生じ、最終的に抜けてしまう可能性があります。
Q2:歯周病の予防に効果的な食べ物はある?
A2:食物繊維が多く、噛み応えのある野菜や果物は唾液の分泌を促すため、歯周病の予防に効果的です。また、体の免疫力を高めるために、質の良い脂を含むナッツ類やゴマもおすすめです。