集団検診で虫歯と診断された時の対処方法 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.01.30 小児歯科

集団検診で虫歯と診断された時の対処方法

保育園や幼稚園、小学校で行なわれる歯科の集団検診でお子さまが虫歯と診断された場合、虫歯の大きさに関わらず歯科医院で治療を行なうことをおすすめします。乳歯に虫歯ができた場合、後に生えてくる永久歯に大きく関わってくるため、早期対応が求められます。

しかし、集団検診は歯科医院での検査と異なる部分も多く、集団検診で虫歯と診断されたからといって必ずしも治療が必要になるわけではありません。集団検診は多くの子どもを指定の時間内に見るために、1人にかける時間は1分から2分とどうしても少なくなってしまいます。また、園や学校での実施となるので、レントゲン撮影ができません。歯と歯の間にできた虫歯(見えない虫歯の)の発見は困難なため、少しでも疑わしいと虫歯として診断する傾向にもあります。

さらに、歯科医院とは異なり歯の専門的なクリーニングを行なわずに検査をするため、食べカスや汚れが付いたままで正確な診断ができない場合も高く、それにより虫歯と診断されることも少なくありません。各家庭の歯磨きの違いや、集団検診のふるい分け検査の特徴から虫歯と診断される確率が高いだけなので、いつも集団検診で虫歯と診断されても必要以上に怖がることはありません。ただ、歯科医院で検査を受ける機会として、集団検診はとても重要です。子どもの虫歯は早期対応と治療でその後の永久歯の状態や歯並びを左右するため、虫歯と診断されたら歯科医院で一度正確な検査を行なう方がいいでしょう。

子どもの虫歯の場合、自覚症状が出てからでは虫歯がかなり進行しているため、子どもが痛みを訴えるよりも前に治療を開始することが望ましいです。仮に集団検診で虫歯がないと診断されても定期的な歯科医院での検診をおすすめします。

限られた機材や環境では、見逃してしまう虫歯がどうしても出てきてしまうため、歯科医院の定期検診で異常がないか念入りに確認するとともに、定期的な検診で虫歯や歯周病の予防に繋げていきましょう。

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