インプラントの材質について知ろう | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2022.11.29 インプラント

インプラントの材質について知ろう

インプラントは顎の骨部分に埋め込む歯根の役割を担うインプラント体、その上に取り付けるアバットメントとも呼ばれる支台部、歯の部分となる上部構造の人工歯に分けられます。インプラント体は土台部分で、ネジ状であることで骨との接触面を増やして、(骨と)結合しやすくしています。材質は強度の高いチタンやチタン合金などで、骨に埋め込むため、アレルギー反応など人体に影響が少ない素材であることが重要です。

チタンは空気に触れるとすぐに酸化する性質があり、表面に酸化皮膜を張ります。この酸化皮膜があることで、唾液や粘膜に触れても金属が溶け出すことがないため、金属アレルギーの方でもインプラント治療を行なうことが可能なのです。また、生体親和性にも優れていて腐敗しにくいのもチタンの特徴となります。

インプラント体の上に取り付けるアバットメントは小さいパーツです。その上から人工歯をかぶせるため直接身体に触れる部分ではないことから通常の金属パーツを使用しています。アバットメントは患者さまに口腔内の状態に合わせて高さを調節し、噛み合わせを正常にする役割があります。

部品が多いと費用がかかりますが、アバットメントとインプラント体が一体化しているものもあり、比較的コストをおさえることが可能です。ただし、一体化しているタイプは分割されているものより調節が難しくなることがデメリットですので、アバットメントにトラブルが起きた際にはインプラント体まで摘出しなければならない点に注意しましょう。

上部構造の人工歯はセラミック素材を使用し、天然歯に近い色で見た目にも違和感がないように合わせていきます。審美性だけでなく、セラミックは噛む力の負荷にも耐えられる丈夫さが特徴です。しかし、あまりに強い力には耐えられないため、歯ぎしりなどがある方は注意しましょう。インプラントは経年劣化で脆くなっていくこともあるので、治療後も歯科医院に定期的に通い、ケアやメンテナンスをしっかり行なっていきましょう。

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