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湖秋会の歯科コラム COLUMN
2022.11.29 インプラント

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎はインプラント治療を行なった後、インプラント埋入箇所周辺の組織が歯周病に感染した状態のことを指します。インプラントは天然歯よりも炎症への抵抗が低く、細菌が入り込んでしまうと速い速度で症状が進行します。さらに神経を取り除いているため、天然歯のように痛みを感じたり、違和感を覚えたりするまでに時間がかかり、気づいたら重症化しているケースも少なくありません。

インプラント周囲炎になると、最悪の場合にはインプラントが脱落する可能性があるので、お口の中を清潔に保つよう、日頃から注意することが大切です。インプラント周囲炎の原因は歯に歯垢が付着して、口腔内に細菌が増えることで起こります。日頃からしっかり歯磨きを行なって歯垢が歯石になる前に除去できていれば歯周病リスクも軽減されます。

しかしながら、お口の中を清潔に保っていてもインプラント周囲炎になることがあります。それには血行が関係しています。病気などが原因で血行不良が起きると、組織が酸素不足になり、細菌への抵抗力がさらに低下してしまいます。その結果、歯磨きをキチンと行なっていても歯周病になる確率が高くなってしまうのです。

インプラント周囲炎を防ぐには、お口の中だけでなく、体全体の健康にも気を配ることが重要です。インプラント周囲炎という名称ですが、一般的な歯周病と変わらないため、インプラントだけでなく他の天然歯にも影響を与えます。一度発症してしまうと自然に治癒できないため、常に歯や歯茎の状態を確認して異常があればすぐ歯科医院にご相談ください。

専門的知識のない患者さま自身で判断するのは難しい場合も多いため、歯科医院で定期メンテナンスを行なうことをおすすめしています。また、歯垢が歯石に変わってしまうと自然に剥落せず、患者さまのセルフケアでは取り除くことも難しいため、歯科医院の専門的な治療を受けて、口腔内を清潔に整えることが重要です。歯周病への自覚症状が少ないインプラントだからこそ、歯科医院でしっかりメンテナンスを行なって健康的な歯を保つように心がけましょう。

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