歯ぎしりでインプラントは壊れてしまう? | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2022.11.29 インプラント

歯ぎしりでインプラントは壊れてしまう?

インプラントは噛む力に耐えられるように設計されているため、毎日の食事や普段多くの方が何気なく行なっている通常の歯ぎしりであれば壊れる心配はありません。しかし、病的な歯ぎしりはインプラントの結合部にダメージを与えたり、上部構造の人工歯がすり減ったりなどの影響を及ぼすので注意が必要です。あまりに強い力が加わると上部構造がすり減るため耐久性が落ちて割れてしまうこともあり、その場合は最終的に交換が必要になります。

また、上部構造に異常が発生すると歯茎を傷つけて炎症を起こし、インプラント周囲炎を発症しやすくなるため、強い歯ぎしりや食いしばりをしている方がインプラント治療を行なう際は注意が必要です。インプラント治療後に歯ぎしりで問題が発生した場合、費用や治療費も新たにかかるため、根本的な原因である歯ぎしりに対して対策を行なっていくことが重要となります。

対策のひとつとして、歯ぎしりが強い患者さまにはナイトガードで歯を守ることをおすすめしています。ナイトガードとは就寝中に装着するマウスピースのことで、上下の歯が必要以上に接触しないようにクッションの役割を担ってくれます。インプラントの人工歯に必要以上の負荷がかかることをおさえ、破損リスクを軽減することが可能です。費用も8千円ほどであるため、患者さまの費用負担も少なくできます。

しかし、ナイトガードは就寝時以外に発生する食いしばりに関しては対策できないため、より根本的に対処する場合は矯正治療が効果的です。インプラント治療前に矯正治療を行なって歯ぎしりを改善しておくことで、インプラントへの負荷を軽減でき長持ちさせることが可能です。ただし、矯正治療には高い費用と長い期間が必要になるため、よく考えてから治療を始めましょう。

歯科医院で歯の状態を確認することで歯ぎしりや食いしばりをしているか判断できますので、自分自身で歯ぎしりをしているかわからない場合はぜひ歯科医院にご相談ください。

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

吉祥寺セントラルクリニック
0120-203-640
三鷹公園通り歯科・小児歯科
0120-970-967