インプラント治療ができない人はいるの?
審美性に優れていて、噛み心地も天然歯と変わらないインプラントですが、インプラント治療は誰でも行なえるのでしょうか? 実は、別の治療や処置を行なわない限り、インプラント治療を受けられない方はいらっしゃいます。
まずインプラント治療は外科手術が必要となるため、外科手術を行なうことができない場合には、インプラント治療はできません。例えば、免疫不全の方や白血病・血友病などの血液疾患がある方が該当します。また、糖尿病で1型糖尿病の方もインプラント治療は難しいです。さらに病気ではありませんが、未成年の方はあごの骨が未発達なので、顎骨に埋め込むインプラント治療は不向きとなります。
クリニックによって対応は異なりますが、多くのクリニックが20歳以上と年齢制限を設けています。妊娠中の方もインプラント治療は行なえません。レントゲン撮影・麻酔の使用・出血・抗生物質の服用などが必要なので、妊婦には適さないからです。
ここからは別の治療や処置が必要な方の例を解説しましょう。まず糖尿病の治療中でも2型糖尿病であれば、クリニックの検査や医師の判断でインプラント治療が可能なケースもあります。顎骨が不足している場合には、骨造成と呼ばれる顎骨を増やす手術を受けることで、その後インプラント治療を行なうことが可能となります。重度の歯周病の方は、先に虫歯や歯周病の治療を行なったうえで、歯周病が完治した後にインプラント治療を行なえます。
もっとも難しいのが、喫煙習慣のある方です。喫煙は血流を悪くするばかりか、インプラント体と顎骨との結合に悪影響を及ぼすので、禁煙しないとインプラント治療ができません。問題となるのは、インプラント手術前の数週間は禁煙していても、手術後に喫煙を再開してしまう場合。喫煙習慣は自分でコンロトールしてもらうしかないので、ヘビースモーカーの方は禁煙外来で確実に禁煙してからでないと、インプラント周囲炎で直ぐにインプラントが脱落するので要注意です。
インプラントを検討しているけれど、自分がインプラント治療できるのか心配な方は、ぜひ当院にご相談ください。顎骨が薄くても最新の医療機器を使用したCGF再生療法にて、短期間で顎骨を増やすことが可能です。豊富な施術実績で、さまざまな症例に対応してきているので、インプラント治療が可能かどうかを判断できます。ぜひお気軽にご相談ください。