乾燥口腔とは何か?その症状と治療法 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.02.07 一般歯科

乾燥口腔とは何か?その症状と治療法

通常、口腔内は唾液によって常に湿った状態ですが、何かしらの異常により口腔内が乾燥してしまう場合があります。この状態を放置すると、口腔内で細菌が増殖し、口臭を引き起こす恐れがあります。

本コラムでは、乾燥口腔の症状や原因について解説し、症状を緩和するための治療法を2つご紹介します。乾燥口腔の改善にお役立てください。

乾燥口腔の症状と原因

乾燥口腔とは、唾液の分泌量が減少し、常に口の中が乾燥した状態を指します。このような状態はドライマウス(口腔乾燥症)と呼ばれ、以下のような症状がみられます。

・口の中がねばねばして会話がしにくい
・唾液や食べ物が飲み込みにくい
・味が分かりにくくなる
・虫歯・歯周病になりやすい
・口臭がきつくなる
・口の中が痛い
・よく喉が渇く

唾液には細菌の増殖を防いだり、口の中を洗浄したりする作用があるため、唾液量が減少するとさまざまなトラブルが起こります。また、唾液量が減少する主な原因は以下の4つです。

・薬の副作用
・特定疾患
・加齢
・生活習慣

抗うつ剤や鎮痛剤、降圧剤などの薬には、唾液の分泌を妨げる副作用があります。また、シェーグレン症候群や糖尿病、腎臓病など特定の疾患も、唾液量の減少を引き起こす場合があります。

さらに、加齢やストレス、飲酒、喫煙、口呼吸などが当てはまる方も乾燥口腔になる可能性は高いと言えるでしょう。

乾燥口腔の2つの治療法と乾燥対策

乾燥口腔の治療には、主に原因療法と対症療法の2つがあります。原因療法は、乾燥口腔の原因となる疾患の治療や、処方薬の見直しで乾燥口腔の原因そのものを取り除く治療法です。乾燥口腔の原因となる疾患や薬が判明している場合は、原因療法を継続して症状の改善を行います。

一方、対症療法では保湿剤や人工唾液などにより、口の中の乾燥を緩和する治療を行います。乾燥の症状が重い場合は、口の中の保湿や漢方薬などを服用すると症状が緩和するケースがあります。また、唾液腺を刺激するマッサージや舌のストレッチなどのセルフケアも口の中の乾燥を緩和する方法として有効です。

口の中の乾燥が気になる方は、かかりつけの歯科医院に相談し、ご自身の症状や体質に合う治療を受けましょう。

 

Q1:乾燥口腔を診断する際は、どのような検査を行いますか?

A1:まず問診や触診、唾液分泌などの検査を行います。特定の疾患により乾燥口腔が引き起こされている可能性がある場合は、血液検査や生体検査などで原因を探します。

Q2:乾燥口腔かもしれません。何科を受診すべきですか?

A2:口の中の乾燥が気になる場合は、内科や歯科、口腔外科などを受診しましょう。まずはかかりつけの歯科医師に相談し、どのような治療が必要かを確認してください。

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