入れ歯の費用と保険の適用範囲 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.12.30 入れ歯

入れ歯の費用と保険の適用範囲

入れ歯は、高齢者の方が付けるものとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、歯科疾患実態調査のデータによると、45歳以降から入れ歯の装着率は少しずつ増え始め、70歳を超えると、60%程度の方が入れ歯を使っていることがわかります。入れ歯は高齢者の方が付けるもの思われがちですが、50代の方でも入れ歯になる可能性があります。

本コラムでは、入れ歯を作る際に悩む方の多い、保険の適用範囲や費用について解説します。そろそろ入れ歯が必要とお考えの方や、これから作ろうしている方は、ぜひご参考にしてください。

保険を適用した入れ歯|特徴と費用
ここでは、保健を適用し入れ歯を作成する費用と、特徴について解説します。まず、保険を適用し作成する入れ歯には下記の特徴があります。

・素材:主にアクリルレジン(プラスチック)
・装着感:装着時の違和感が強い
・耐久性:摩耗や変形しやすい
・治療費:安い

保険適用の入れ歯は費用を大幅に抑えられますが、使用できる素材が限られるため装着時の違和感などは避けられません。また、耐久性も低く、摩耗や変形しやすいのがデメリットです。しかし、定期的に作り変える場合には、費用の負担が軽く比較的作りやすいのがメリットと言えます。

保険を適用し、入れ歯を作成した際の費用はおおよそ以下の通りです。

・部分入れ歯:5,000円〜15,000円程度
・総入れ歯:15,000円程度

上記の費用は、どちらも3割負担を想定した場合です。保険の負担割合によって、費用は増減する可能性があります。また部分入れ歯は、本数などによっても費用に差が生じますので、事前に確認しておきましょう。

保険が適用できない入れ歯|特徴と費用
保険は適用できませんが自費で入れ歯を作る場合、自分の希望に合った素材が選択できます。詳しい特徴は以下になります。

・素材:チタンを含む金属やシリコンなど
・装着感:装着時の違和感が少ない
・耐久性:保険適用の入れ歯と比較すると高い
・治療費:高い

入れ歯の素材が選択できるため、保険を適用して作る入れ歯よりも装着感がよく、咀嚼や話しやすさなどの機能面も向上します。また、保険適用の入れ歯よりも耐久性が高いなど、多くの面でメリットがあります。

では保険を適用しない自費で入れ歯を作る場合、費用はどれくらいかかるのでしょうか。以下では、おおよその入れ歯の作成費用をご紹介します。

・部分入れ歯:15~30万円
・総入れ歯:20~50万円

保健適用の入れ歯よりも高額になりがちです。しかし、保険を適用して作った入れ歯も、保険適用外となる自費で作った入れ歯も適切に維持・管理することで、本来の役目を果たします。

メンテナンスをしっかりと行い、毎日の「食」を楽しめるようにしましょう。

 

Q1:入れ歯はなぜズレるのでしょうか。
A1:主な理由は、口腔内の形状の変化です。年齢と共に顎の骨や歯茎が縮小するため、入れ歯のフィット感が悪くなります。また、入れ歯の摩耗や破損、不適切な清掃もズレの原因になります。

Q2:保険適用の有無によって、入れ歯に違いは出ますか?
A2:大きな違いは入れ歯の素材です。保険適用の入れ歯はプラスチックの素材で作られることが多く、不自然な見た目になりがちです。一方、自費の入れ歯はセラミックや金属などの素材を選べるので、自然な見た目になりやすいといった違いがあります。

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