インプラント治療とほかの歯科治療との併用や順序について | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.11.16 インプラント

インプラント治療とほかの歯科治療との併用や順序について

インプラント治療は、失った歯を再建できる有効な治療方法です。一方で、歯並びを矯正する歯列矯正や、予防を目的とした治療も健康な歯を維持するために重要です。そのため、インプラント治療とほかの歯科治療を併用したいと考える方も多いでしょう。

本コラムでは、インプラント治療とほかの歯科治療の併用について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

治療は併用できるが、順序が悪いと望むような効果を得られない
結論からいいますと、インプラント治療と歯列矯正の併用は可能です。しかし、治療を行う順序によっては、思うような治療効果を得られない可能性があります。以下で具体例をご説明します。

インプラントは顎骨と直接結合しているため、歯を動かすために必要な骨吸収や骨添加が起こりません。そのため、すでにインプラントが入っている箇所の矯正は困難です。歯並びを改善する場合は、先に歯列矯正を行い、インプラントを挿入するスペースを確保したうえでインプラント体を埋め込む必要があります。一方、すでにインプラントを埋め込む隙間があり、その周囲の歯が矯正治療に関係がなければ、インプラント治療と矯正治療を同時に行えます。

しかし、同時に治療できるケースは限定的であるため、治療の併用はインプラントを考慮した矯正治療を視野に入れるようにしましょう。

併用時に注意する点
インプラント治療とほかの歯科治療を併用する際の注意点は以下の4つです。

・治療費が高くなる
・治療期間が長くなる
・歯科医院を分けないといけない可能性がある
・すでにインプラント治療を行なっていると、除去が必要な場合がある

インプラント治療は通常保険適用外のため、他の歯科治療と組み合わせると治療費が高額になります。加えて、歯列矯正と併用する場合は、治療期間が長くなる点にも注意が必要です。さらに、歯科医院によっては専門性の高いインプラント治療と他の歯科治療を同時に行っていないケースもあるため、場合によっては歯科医院を分けなければいけない可能性もあります。

また、すでにインプラント治療を行っている場合は、埋入済みのインプラント体を除去するケースもあります。このように、インプラント治療と他の歯科治療を併用する場合、多くの問題をクリアしなければいけません。治療を始める際は事前に医師と相談し、自身の希望をすべて伝えたうえで、最適な治療計画を立てるようにしましょう。

 

Q1:インプラント治療ができない人もいる?
A1:未成年や妊娠中の方はインプラント治療ができません。そのため、インプラント治療と他の歯科治療を併用したい場合、未成年の方は成人後、妊娠中の方は授乳期間が過ぎて体力が落ち着いた際に行うようにしましょう。

Q2:インプラント治療と入れ歯は併用できる?
A2:併用可能です。インプラントで入れ歯を固定できるため、天然の歯と変わらない噛み心地を実現できるメリットがあります。

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