自分に合ったホワイトニングを選ぶには
笑顔を印象付けるのは、美しく白い歯です。しかし、歯磨きだけで白い歯を手に入れるのは難しく、ホワイトニングを検討する方も多いのではないでしょうか。本コラムでは、ホワイトニングの施術方法の違いによる長所や短所、歯科医院を選ぶ際のチェックポイントを紹介します。ご自身に合うホワイトニング方法を見つける参考にしてください。
治療方法は4つ!長所と短所を確認しよう
ホワイトニングの方法は4つあります。まず「ホームホワイトニング」は、歯科医院でマウスピースを作り、自分で薬剤を塗って装着する方法です。効果が現れるまでに時間がかかりますが、白さの持続期間が6ヶ月〜1年と長いところがメリットです。一方で、毎日2時間程度の装着や、着色のある食べ物を控えるなど自己管理が必要になります。
「オフィスホワイトニング」は、歯科医院に通院し、歯科衛生士が施術する方法です。即効性があり、1回の施術で効果が実感できる方もいますが、持続期間が3〜6ヶ月と短めです。施術は30分〜1時間程度で、「イベントに間に合うよう早く白くしたい」など急ぎの場合に活用できるでしょう。
「セルフホワイトニング」は、医療資格を持たないサロンや、自宅で自ら施術する方法です。費用は安価ですが、強い薬剤が使えないため効果が薄い点や、口腔内のトラブルに対処しづらい点がデメリットとして挙げられます。
「デュアルホワイトニング」は、ホームホワイトニングとオフィスホワイトニングの両方を行う方法です。歯科医院に通院しながら自宅ケアも行うため即効性と持続性があり、最も効果的な方法といえるでしょう。
歯科医院の選び方は「長く付き合える」かどうかが重要
長く付き合える歯科医院を選ぶ際に重要なのは、信頼性と通いやすさです。ホワイトニングは歯にヒビがあったり、重い虫歯や歯周病があると施術できません。また、歯石が多ければクリーニングを行いますので、即日施術ができない場合もあります。このようなリスクや注意点を伝えてくれるかどうかは信頼性をチェックできるポイントです。メリットだけでなく、デメリットをわかりやすく伝えてくれる歯科医院なら、安心して治療を任せられるでしょう。
治療前にカウンセリングを受けると、説明内容の過不足だけでなく医師や歯科衛生士との相性もわかります。また、口コミも参考にしましょう。オフィスホワイトニングや自宅ケアでのトラブル対処のために通いやすさもチェックしたいところです。通いにくい立地だと、いざという時困るため、自宅や職場からのアクセスがよい歯科医院を選びましょう。
Q.1:ホワイトニングのキットを購入して自分でやってもよいですか?
A.1:自宅でのセルフホワイトニングは手軽で安価です。しかし、セルフホワイトニングで使える薬剤は歯の表面の汚れを落とすだけと効果は限定的で、歯科医院での治療に比べてホワイトニング効果は弱いでしょう。また、薬剤の安全性が判断できる医師がいない場での自己判断の使用となるため、口の中が荒れるなどの健康被害の恐れもあります。安全面から見てもホワイトニングは歯科医院で行うのがよいでしょう。
Q.2:ホワイトニングは痛みがありますか?
A.1:ホワイトニングに使う薬剤で痛みが出るケースはあります。虫歯があったり、歯にヒビが入っていたりすると痛みが出るため、疾患がある場合は治療後にホワイトニングを行います。虫歯などがなくても、知覚過敏で痛みが出るケースもあります。その場合は痛み止めが処方できるほか、施術中にどうしても痛むようなら光を弱めるなどの対応も可能です。まずは歯科医師に相談しましょう。