喫煙者はインプラントができないってホント? | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2022.08.25 インプラント

喫煙者はインプラントができないってホント?

インプラント治療に適さない方の中には、喫煙者が含まれます。ヘビースモーカーと呼ばれる、1日に50本以上のタバコを吸う方なら、インプラント治療は諦めた方がよいともいわれるほどです。しかし、なぜ喫煙者はインプラント治療に適さないのでしょう。

まず最大の理由は、あごの骨とインプラント体との結合が上手くいかないので、インプラントが固定しづらくなってしまう点にあります。実際に喫煙者におけるインプラント治療の失敗率は、非喫煙者と比較すると4倍近くになっています。タバコにはニコチンが含まれており、ニコチンが原因で血管収縮を起こします。あごの骨とインプラント体がしっかり結合するには、血流が豊富でなければなりません。

ところが、ニコチンによって血管収縮が起きると血流が悪くなり、上手く結合できないために固定する期間を経ても、インプラントがグラついたり外れたりして失敗に終わってしまいます。さらに、インプラントは歯周病に感染しやすい弱点を持っています。そのため、インプラント治療には術後も定期的にクリニックでメンテナンスを受けて、インプラント周囲炎の予防に努めないといけません。

しかし喫煙していると、血流が悪くなり唾液の量も減って口腔内に細菌が増えてしまうので、歯周病を引き起こしやすく、最悪の場合、インプラント周囲炎に感染してしまいます。インプラント周囲炎に感染すると、歯ぐきが垂れ下がりインプラントが脱落します。喫煙が原因で脱落したインプラントを元に戻すのはとても難しいため、インプラントの寿命を短くする結果を招いてしまうのです。

仮に、インプラント手術の間禁煙していても、手術後に再度喫煙を始めると、インプラントの寿命は確実に短くなります。このような理由から、喫煙者はインプラント治療に適さないのです。インプラント治療で美しい義歯を手に入れるためには、禁煙が必要ということはしっかり把握しておきましょう。

最近禁煙したけれど、インプラント治療ができるのか不安な方は、当院にご相談ください。最新の機器で検査を行ない、インプラント治療が可能であるか丁寧に診断します。多くのインプラント治療を行なってきた豊富な経験から、適切な診断ができるのでご安心ください。

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

吉祥寺セントラルクリニック
0120-203-640
三鷹公園通り歯科・小児歯科
0120-970-967