入れ歯が合わないと感じたらどうすべきか
入れ歯は使っているうちに汚れが溜まったり、劣化することがあります。また、口内の状態が変化し、入れ歯が合わなくなるケースもあります。
そこで本コラムでは、入れ歯が合わなくなる原因の対処法について解説いたします。ぜひご参考にしてください。
入れ歯が合わないと感じる原因は？
日頃から使っている入れ歯が、合わなくなったと感じるのはなぜでしょうか。
入れ歯は一度作るとずっと使えるイメージがあるかもしれません。しかし、歯茎や顎の骨は少しずつ変化しています。また、年齢を重ねると顎の骨は痩せていくため、普段使っていた入れ歯に違和感が生じます。
また、使い続けるうちに入れ歯がすり減り、劣化することも合わなくなる原因です。
食後の入れ歯の手入れが不十分だと、入れ歯に汚れが溜まり、歯石へと変化します。歯石の付いた場所によっては入れ歯との密着感が損なわれるため、合わないと感じるようです。
入れ歯の管理方法が原因の場合もあります。入れ歯を外しているときは水につけて乾燥を予防しますが、その管理を怠ると乾燥により変形してしまうリスクがあります。
日頃のお手入れを徹底して破損や変形を防ぎましょう。
入れ歯に違和感が生じたらどうすべきか解説！
入れ歯を装着した際に違和感がある場合の対処法をご紹介します。
入れ歯が合わないと感じても、そのまま使い続ける方もいるでしょう。しかし、使用を続けると、「口腔内に傷ができる」「咀嚼しづらい」「しゃべりにくくなる」などのトラブルにつながります。
若干の違和感であれば、入れ歯安定剤を使用することで歯茎との密着度が高まり、違和感の軽減が可能です。それでも、長年使用していると痛みを感じたり、外れやすくなっていきます。顎関節にも大きな負担がかかるため、頭痛や肩こりなどの症状が出る恐れがあります。
また、汚れが原因で入れ歯がフィットしなくなる場合もあるため、丁寧な洗浄を心がけましょう。
以下の記事でも、入れ歯の装着時に違和感がある場合の原因と解消法について、解説しています。併せてご確認ください。
場合によっては、噛み合わせの調整や新たな入れ歯を作る必要があるため、入れ歯が合わないと感じたら、すぐに当院やかかりつけの歯科医院を受診しましょう。
Q1：入れ歯が合わないときは、外したままにしても良い？
A1：入れ歯を外したままでいると、残っている歯に負担がかかったり、食べ物がうまく噛めません。入れ歯に違和感がある場合には、早めに当院やかかりつけの歯科医院を受診しましょう。
Q2：入れ歯が合わないと、肩こりや頭痛の原因になるって本当？
A2：入れ歯が合わないとかみ合わせが悪くなり、頭痛や肩こりを引き起こす場合があります。合わない入れ歯をそのまま使用し続けると、口の中だけでなく、体の不調にもつながります。歯科医院を受診するなど早急に対策が必要です。
