小児矯正中の食事や歯磨きのコツ | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.03.10 小児歯科

小児矯正中の食事や歯磨きのコツ

小児矯正は、お子さまの歯並びを整え、大人になる前から口腔内の健康を保つ治療です。しかし、歯列矯正中は矯正装置による違和感や痛みだけでなく、歯が磨きにくくなるなど、虫歯のリスクも高まってしまいます。

本コラムでは、小児矯正中における食事面での注意点や、歯磨きのコツについて解説しています。食事や歯磨きのポイントを押さえれば、装置の故障や虫歯のリスクも減らせるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。

食事のときの注意点

矯正中の食事で注意すべきトラブルは、矯正装置の破損やワイヤーが外れることです。例えばキャラメルやお餅といった粘りが強いものや、ガムなど装置に引っ付きやすい食べ物はなるべく避けたほうがよいでしょう。また、煎餅などの硬い食べ物は、装置が壊れる原因となる場合があります。

しかし成長期のお子さまにとって、食の楽しみが奪われるのはストレスになることも考えられます。すべて禁止にするのではなく、硬いものは小さくするなど工夫をしてみましょう。

また、矯正器具が当たると頬の粘膜や唇、舌などに口内炎ができやすくなります。口内炎の予防には、ビタミンを多く含む食材を摂るとよいでしょう。ビタミンB群には皮膚や粘膜の機能を正常に保つ役割があり、ビタミンCは抵抗力を高める働きがあるためです。

口内炎予防に適した食材は以下のようなものが挙げられます。

        ビタミンB2:卵、納豆、レバー、うなぎ

        ビタミンB6:レバー、まぐろ、かつお

        ビタミンC:いちご、キウイフルーツ、ブロッコリー

ぜひ食事に取り入れてみてください。

歯磨きで気をつけるポイントとコツ

矯正中は矯正器具(ワイヤーブラケット)の兼ね合いで歯磨きがしにくく、歯肉炎や虫歯になるリスクが高まります。

歯磨きは1日3回、食後すぐに行いましょう。手鏡でしっかり確認しながら、ブラケットのついている歯の面を上下左右にわけるイメージで磨くのがコツです。ペンを持つように歯ブラシを持ち、毛先で歯と歯肉の境目を細かく振動させて優しく磨いてください。

特に虫歯になりやすいのは、銀色のバンドと歯の隙間、ブラケットまわり、歯と歯の間などです。染め出し剤を使って、歯の汚れの多い部分を意識して磨くのも効果的です。歯磨き粉をつけ過ぎると泡立ってしまい、歯自体を確認しづらくなります。

もし外出などで食後すぐに歯磨きを出来なければ、口をゆすぐだけでもかまいません。お子さま自身のケアに加えて、仕上げ磨きや定期検診などのサポートも重要です。

武蔵野市・吉祥寺周辺で定期検診・歯磨き指導を受けるなら「三鷹公園通り歯科・小児歯科」にお任せください。

 

Q1:矯正中に虫歯になると、どうなりますか?

A1:虫歯の箇所やサイズによりますが、矯正装置をつけたまま治療できる場合が多いとされています。一方、虫歯のサイズが大きかったり、治療するには装置が邪魔になるケースでは、矯正装置を外して治療を中断することがあります。円滑に矯正治療を行うためにもできるだけ虫歯を予防しましょう。

Q2:子どもの矯正中、仕上げ磨きはいつごろまでやったほうがよいですか?

A2:矯正をしていなくても、永久歯が生えそろう12歳くらいまでは仕上げ磨きを行ったほうがよいでしょう。乳歯がすべて永久歯に生え変わるまでは大きさの異なる歯が混在し、歯並びに段差が生まれるせいで磨き残しが多くなります。

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