入れ歯を長持ちさせるためのポイント | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.01.11 入れ歯

入れ歯を長持ちさせるためのポイント

失われた歯や歯肉の代替として用いられる入れ歯。保険診療で作製した入れ歯の使用年数は、3~5年ほどといわれています。しかし、間違ったお手入れ方法を続けていると、入れ歯が変形・破損してしまうおそれがあります。

本コラムでは、長持ちする入れ歯を選ぶポイントと、正しいお手入れ方法を解説します。入れ歯を長く使い続けたい方は、ぜひご参考にしてください。

長持ちする入れ歯を選ぶポイント
入れ歯と一口にいっても、さまざまなものが存在します。選ぶ際に注目すべきは、次のようなポイントです。

・素材
・金額
・保険適用かどうか
・修正の可否
・審美性

素材によって、入れ歯の寿命も変わってきます。保険適用のレジン床義歯は寿命3~5年ほど、保険適用外の金属床義歯は寿命5~10年ほどといわれています。

保険診療内の入れ歯の特徴は、自己負担分の金額が少なく、修理や調整をしやすい点ですが、自由診療の入れ歯に比べて審美性や装着感が劣ります。一方、自由診療の入れ歯は審美性や装着感にこだわれる分、費用が高額です。また素材によっては修理ができず、壊れた際はイチから作り直しが必要になる場合もあります。

入れ歯を長持ちさせるための正しいお手入れ方法
入れ歯を長持ちさせるためには、入れ歯のケアだけでなく、口腔内や残っている歯のケアも必要不可欠です。それぞれのお手入れ方法と注意点を解説します。

まず、入れ歯のお手入れ方法は次の通りです。

1. 毎食後義歯用ブラシを使い、流水下で汚れを落とす
2. 就寝前は洗浄後、義歯洗浄剤で浸け置き洗いする
3. よく水洗いしてから装着する

入れ歯を外したあとは、落とさないように注意しましょう。水を張った洗面器などの上で外すと安心です。

入れ歯がすり減ってしまうおそれがあるため、通常の歯磨き粉は使用しないでください。また、乾燥は入れ歯の変形・ひび割れの原因となるため、外したあとは必ず水などに浸けておきましょう。

口腔内や残っている歯のケア方法は、次の通りです。

1. 入れ歯を外したあとはよく口をすすぐ
2. やわらかい歯ブラシなどで歯肉や舌、上顎をブラッシング

歯が1本も残っておらず、総入れ歯の場合であっても、ブラッシングは必要です。部分入れ歯の場合は、特に金具(クラスプ)を掛ける歯に汚れがつきやすいので、念入りに磨きましょう。

入れ歯を長く快適に使うためには、毎日のお手入れが大切です。ただし、避けられない経年劣化や摩耗度合いによっては、入れ歯の作り直しが必要になる可能性もあるため、定期的に歯科医院で検診やメンテナンスを行いましょう。

もしも入れ歯装着時に痛みなど違和感が生じたら、速やかに歯科医院を受診してください。

 

Q1:入れ歯安定剤は入れ歯の劣化を早めますか?
A1:短時間の使用に留め、使用後はしっかり除去すれば問題ありません。しかし、長期間使い続けると、顎の骨が痩せて、入れ歯が合わなくなってしまうおそれがあります。

Q2:入れ歯を劣化させる食べ物・飲み物はありますか?
A2:煎餅などの固い食べ物や、ガムや納豆などの粘着性の高い食べ物は入れ歯を変形・破損させるおそれがあります。また、コーヒーやカレーなどの色の濃い食品は、入れ歯を変色させる可能性があります。

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