入れ歯のメンテナンス方法と注意点 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2024.01.07 入れ歯

入れ歯のメンテナンス方法と注意点

入れ歯は、日頃のお手入れを怠ると、雑菌が繁殖して不衛生な状態になります。汚れたままの入れ歯を装着すると、健康面への影響だけでなく、入れ歯の劣化・変形・破損にもつながります。

本コラムでは、入れ歯の正しいメンテナンス方法や取り扱いの注意点について紹介しますので、ぜひご参考にしてください。

入れ歯の正しいメンテナンス方法5つのステップ
毎日何となく入れ歯のお手入れをしている方も多いのではないでしょうか?ここでは正しいメンテナンス方法を、5つのステップに分けて解説します。

【入れ歯のメンテナンス】
1. 洗面器に水またはぬるま湯をためる
2. 入れ歯を外し、流水で洗う
3. 洗浄剤を溶かした水、またはぬるま湯に浸けておく
4. 仕上げ洗いをする
5. 自身の口腔内も丁寧にケアをする

入れ歯を洗面台に落とすと破損する可能性があるため、洗面器に水をはり流水で洗いましょう。ただし、変形のリスクがあるため、熱湯の使用は避けてください。仕上げ洗いの際は、入れ歯専用のブラシで傷つけないようにやさしく磨くのがコツです。

また、就寝前に1日1回は洗浄剤を使用することで、ブラシだけでは落とせないカンジダ菌などの真菌や細菌を効果的に除去できます。洗浄剤で浮いてきた汚れは、ブラシでやさしくこすり、水に浸けて保管しましょう。入れ歯自体のメンテナンスと同様に、ご自身の口腔ケアも忘れず丁寧に行ってください。

入れ歯の取り扱い方における注意点
入れ歯のお手入れのほかにも、保管時や使用時の注意点がいくつかあります。入れ歯の破損や菌の増殖を防ぐためにも気をつけたいポイントです。

【保管時の注意点】
入れ歯は口の中に装着する前提で作られているため、適度な水分が必要です。乾燥させると破損や変形の恐れがあるため、洗浄後は水道水や洗浄剤に浸けて保管しましょう。
また、汚れをしっかり落とそうと研磨剤入りの歯磨き粉を使うのは控えてください。入れ歯に細かい傷ができ、汚れや雑菌の温床になるためです。同様に、除菌目的による漂白剤の使用もNGです。変色や変形の原因となるため、除菌する場合は専用の洗浄剤を使いましょう。

【使用時の注意点】
装着時にグラグラする・痛みを感じる・ひびが入っているなどの不具合が生じた場合、そのまま使い続けるのは危険です。入れ歯の変形や歯茎が痩せることにより、入れ歯が合わなくなるケースがあります。不具合を感じたら、我慢せずに歯科医院を受診してください。

入れ歯は、正しいメンテナンスと取り扱いが大切です。ただし、どんなに丁寧に扱っても、一生ものではありません。入れ歯が合わなくなってきたと感じたら、歯科を受診しましょう。

 

Q1:入れ歯のお手入れはいつすればよいのでしょうか?
A1:歯磨き同様に食事する朝・昼・夜の1日3回行うのが理想です。ただし、最低でも1日1回は行いましょう。また、入れ歯洗浄剤の使用は1日1回、少なくとも3日に1回はするようにしてください。

Q2:入れ歯洗浄剤に夜間、浸けたままにしても大丈夫ですか?
A2:入れ歯洗浄剤は、30分から1時間で効果があるとされていますが、汚れがひどいときは一晩浸け置きしてもよいタイプもあります。ただし、洗浄剤に長時間浸けておけば効果があるわけではありません。これらは製品によっても異なるため、洗浄剤の使用方法をよく読み、使用方法・時間は守りましょう。

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