インプラントで気をつけたい合併症とは | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.12.18 インプラント

インプラントで気をつけたい合併症とは

インプラントは優れた歯科治療ですが、どんな医療行為にもリスクは付き物です。特に合併症は多くの方が気にされるポイントでしょう。

本コラムでは、実際の合併症の可能性と、合併症を回避するための実践的な対策をご紹介します。安心して治療を受けられるよう、不安や疑問を解消するために、ぜひご参考にしてください。

インプラント治療の合併症 - 実際どれくらい心配すべき?
インプラント治療後の合併症は、どのくらいの人に起こるのでしょうか?インプラント治療における合併症の発生率は、一般的には5~10%程度とされています。

なかでもインプラント周囲炎の発生率は、インプラントの種類や設置方法、患者さまの口腔衛生や全身の状態、インプラントの経過年数などによって異なります。統計では、インプラントの設置後5年で約10%、10年で約20%の患者に合併症が発生するとの報告もあります。

またインプラント治療では、生活習慣や持病によって合併症を起こす可能性があります。具体的には、喫煙、糖尿病、高血圧症、貧血、骨粗鬆症などです。インプラントの骨結合や治癒を妨げたり、感染や出血といった合併症を引き起こす要因となるのです。インプラント治療後は、より口腔内のケアに注意し、いかにして合併症を防ぐかが重要です。

合併症を防ぐためにできること
合併症の予防には、歯科医院での定期的なメンテナンスが大切です。インプラントの埋入後は、3~6ヶ月に一度、歯科医院でインプラントの状態や噛み合わせの調整を行いましょう。さらに入念に行いたい方は、毎月メンテナンスすることをおすすめします。メンテナンスでは、インプラント周囲の歯茎や骨の状態をチェックし、インプラント周囲炎の早期発見と治療を行います。

ご自宅でのケアは、ブラッシングと歯間ブラシを使い、インプラント周囲の清掃を徹底しましょう。インプラント埋入後も、自分の歯と同じように毎日2回以上の歯磨きを行うことが大切です。ブラッシングの際は、インプラントの根元や周囲の歯茎に注意して、柔らかい毛先の歯ブラシや低刺激性の歯磨き粉を使って優しく磨きます。歯間ブラシやフロスなども使い、インプラントと隣り合う歯の間やインプラントの裏側など、歯磨きでは届きにくい部分の清掃も行ってください 。

インプラントを長く使うための合併症予防には、、セルフメンテナンスと同時に歯科医院での定期的な口腔内のチェックが何よりも大切です。

 

Q1:インプラント治療後に痛みが続くのは普通ですか?
A1:インプラント治療直後は、手術を受けた部位において痛みや腫れがあるのは普通です。しかし、この痛みは通常、数日以内には自然と薄れていくものです。適切な鎮痛剤の使用や、医師の指示に従ったケアにより、比較的早い段階で回復します。もし痛みが長引いたり、増悪する場合、それは合併症のサインである可能性もあるため、速やかに歯科医師に相談することが重要です。

Q2:インプラント治療を受ける前にしておくべき検査はありますか?
A2:インプラント治療を受ける前に必要な検査には、歯科検診、口腔内の詳細なクリーニング、そして顎の骨の密度を評価するためのX線やCTスキャンとなります。とはいえ、これらの検査はインプラント前に歯科医院が実施する項目となるため、事前に受けておく必要はありません。

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