小児矯正の費用と保険適用に関して | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.10.21 小児歯科

小児矯正の費用と保険適用に関して

小児矯正は自由診療に分類されており、治療を提供する歯科医院によって費用に差が見られます。一般的に治療には80万円ほどかかるといわれています。治療費が高額であるため、どのような状況で保険が適用されるのかを気にされる方も多いでしょう。

本コラムでは、小児矯正が保険適用になるケースと負担費用を抑える方法を解説しています。費用を抑えての治療をお考えの方はぜひ参考にしてください。

小児矯正費用は保険適用外がスタンダード
小児矯正の目的は、「噛み合わせの改善」と「歯並びの改善」です。病気の治療を目的としておらず、予防医療と美容医療に該当するため、保険適用にはなりません。しかし、小児矯正で保険が適用される場合もあります。保険適用となるのは、厚生労働省が認める、唇顎口蓋裂(しんがくこうがいれつ)などの先天性疾患や、手術が必要な顎変形症など発育に影響が及ぶケースです。また、欠損歯が3本以上で噛み合わせ異常が認められた場合も、保険適用となる可能性があります。

子どもの矯正治療を行ううえで、保険適用となる疾患の有無を調べるには、歯科医師による専門的な診断が必要です。

小児矯正の費用負担を抑えたいなら早期スタートが肝心
小児矯正は一期治療と二期治療に分かれ、一期治療では顎の発育を促進し、二期治療では歯を動かして歯列を整えます。一期治療の対象は6〜12歳。年齢的に土台となる骨格を動かしやすく、のちに受ける二期治療がスムーズになる可能性が高くなります。

具体的には、一期治療で顎のバランスを整えていると、抜歯不要で矯正治療の開始が可能です。結果として、矯正治療期間が短縮し、矯正全体にかかる費用を抑えられます。

子どもの歯列矯正は、噛み合わせの改善という医療目的を持つため、医療費控除の適用対象となります。医療費控除は家族分も含め、1年間に支払った医療費が基準額を超過した場合に適用可能となる制度です。控除額によって税金の一部が返還される仕組みで、控除の上限は200万円までとなります。クレジットカードやデンタルローンの支払いも医療費控除を利用できますが、手数料や利息は対象外です。

「小児」は、中学生くらいまでの年齢が目安となります。矯正にかかる全体の費用を抑えたいのであれば、早期に治療をスタートさせるのが重要です。子どもの歯並びを改善したい方は、小児矯正の取り扱い実績が豊富な歯科医院へ相談しましょう。

 

Q1:子どもの歯列矯正は早期に始めたほうがよいのでしょうか?
A1:すべてのケースに該当しませんが、矯正をはじめた年齢で最も多いのは7~8歳です。矯正が必要か気になっている方は、歯科医院へ相談しましょう。

Q2:矯正期間はどのくらいですか?
A2:口腔内の状況によりますが、おおよそ2~4年程度です。反対咬合や顎・顔の骨格の成長が著しい場合は、治療期間が延びるケースもあります。

最新記事

カテゴリー

月別アーカイブ

吉祥寺セントラルクリニック
0120-203-640
三鷹公園通り歯科・小児歯科
0120-970-967