虫歯や歯周病を防ぐための正しい歯磨きとは | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.09.08 一般歯科

虫歯や歯周病を防ぐための正しい歯磨きとは

虫歯や歯周病は毎日の歯磨きで予防できると考えられています。しかし、正しい方法で歯磨きができていなければ、歯垢が除去できなかったり、逆に歯や歯茎を傷つけてしまう可能性が高くなるため注意が必要です。本コラムでは、虫歯や歯周病を防ぐ正しい歯磨き方法を紹介します。正しい歯磨き方法がわからない方、磨き方が合っているか不安な方はぜひ参考にしてください。

歯磨きで虫歯や歯周病を予防できる理由
虫歯や歯周病の治療方法はそれぞれで異なりますが、基本的な予防方法は「歯磨き」で共通しています。歯磨きで歯垢(プラーク)をしっかり落とし、口腔内に細菌を増殖させないのがポイントです。

また、歯磨きで生じるトラブル予防のため、歯磨き粉やうがい薬選びを意識している方もいるでしょう。歯磨き粉やうがい薬は商品ごとに含まれる成分が異なり「殺菌成分や消炎成分などが含まれているものを中心に購入するのがよい」との意見もあります。しかし、エビデンスが不十分であるため、歯磨き粉やうがい薬の違いで、歯周病予防や治療に効果があるとはいい切れません。歯磨き粉やうがい薬よりも、適切な歯ブラシの選び方や正しい磨き方を徹底し、歯垢をしっかりと取り除くことが重要です。

「正しい歯磨き」と「定期的な歯科検診」で口腔トラブルを防ごう
歯垢を取り除き、口腔トラブルを防ぐには、毎日・毎食後に歯磨きをするのが理想です。どうしても食後に歯磨きできないときは、時間が少し空いてしまってもよいので歯磨きを行いましょう。また、1日3回歯磨きできない場合や、時間がなくて雑に磨いてしまった場合は、寝る前だけでも時間をかけて丁寧に磨くのがポイントです。

歯ブラシを歯にあてるときは、歯周ポケット内の歯垢を除去するように意識しましょう。歯ブラシの毛先を、歯と歯茎の間に45度の角度であてると歯周ポケットの中まで磨けます。小刻みに歯ブラシを動かし、1箇所あたり10~20回程磨いてください。ただし、歯磨きだけでは取り除ききれない歯垢もあります。デンタルフロスや歯間ブラシ、タフトブラシなどを併用して、歯垢が溜まりやすい場所を重点的にケアしましょう。

さらに口腔内トラブルを防ぐためには、定期的に歯科検診を受けるとより効果的です。正しい歯磨き方法の指導や歯石の除去、殺菌、口腔内の洗浄などを行ってもらえます。常日頃から正しい方法で歯磨きを行い、定期的な歯科検診で虫歯や歯周病を徹底的に予防しましょう。

Q1:歯磨きのとき、歯ブラシはどのように持つのが正しいですか?
A1:歯ブラシの持ち方は、ペンのように持つか手のひら全体で握るかの2パターンがありますが、ペンのように持つ方法が推奨されています。ペンのように持つと余計な力が入らず、毛先が歯にきちんとあたった状態で歯磨きできるため、つい力を入れてゴシゴシと磨いてしまう方におすすめです。

Q2:電動歯ブラシを使っても虫歯や歯周病を予防できますか?
A2:電動歯ブラシでも正しい歯磨きができていれば問題ありません。小刻みに歯ブラシを動かさなくても短時間で歯垢が除去できるため、効率的な歯磨きが可能です。ただし、歯にブラシ部分を強く押し当てると歯の表面が削れてしまい、知覚過敏の原因になります。通常の歯ブラシと同様に、正しい磨き方を意識しましょう。

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