健康な永久歯のためにも生え変わり時期には要注意 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.05.23 小児歯科

健康な永久歯のためにも生え変わり時期には要注意

永久歯の生え変わりには個人差があります。5歳半から6歳頃に始まり、12歳頃にはすべての乳歯が抜けて永久歯に生え変わるのが一般的です。乳歯はいずれ抜けてしまう歯ですが、歯並びなど永久歯の状態に影響を与えることから、乳歯の段階でしっかりと虫歯予防を行なっておく必要があります。

また、乳歯から永久歯に生え変わる時期はもっとも注意が必要で、特に6歳頃に生える第一大臼歯が生える際は気をつけましょう。第一大臼歯は今後生えてくる永久歯の歯並びの基礎であり、永久歯の中でも一番大きく噛む力が強いため、食べる際に重要な役割を担う大切な歯です。この永久歯が虫歯になると歯が傾いてしまい、その後に生えてくる歯や歯並びに強く影響を与えるため、入念に状態をチェックしておく必要があります。

永久歯は生え始めてから2年から3年の間を「幼若永久歯」と呼び、まだ永久歯として未熟な状態といえます。生え始めの永久歯は歯根が未完成でエナメル質が弱く、酸などの刺激を受けやすいため虫歯になりやすいのです。将来健康な永久歯を保つためにも、この期間のメンテナンスや虫歯予防は怠らないようにしましょう。

永久歯が生え始めた際には、一度歯科医院を受診するのがおすすめです。歯科医院では、メンテナンスの他にも適切なブラッシング指導も行なっており、ご自宅でもしっかり虫歯予防ができるようになります。

幼若永久歯は、唾液の中のカルシウムなどを徐々にとり入れながら通常の永久歯へと成熟していきます。硬さを持った強い永久歯になるまでは数年かかりますが、フッ素塗布によって歯の成熟を促進させることが可能です。フッ素は酸で溶けないように歯質の強化を促し、歯の再石灰化で歯の栄養素が溶け出すのを防いでくれます。また、虫歯菌を弱体化させる効果もあり、口腔内の酸の量が減少します。乳歯から永久歯へ生え変わる時期にはぜひフッ素塗布をし、歯の健康を守っていきましょう。

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