歯を強化し、虫歯になりにくくするフッ素塗布 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.05.20 小児歯科

歯を強化し、虫歯になりにくくするフッ素塗布

フッ素は歯や骨を健康に保つ栄養素の1つです。空気中や食べ物にも含まれる栄養素で、歯質を強化し再石灰化を促す効果があります。歯に直接塗布することで、高い虫歯予防効果が期待できます。歯ブラシが届きにくい場所は汚れが溜まりやすく、虫歯になるリスクが高いです。そういった箇所にフッ素塗布を行なっておくと、虫歯になりにくい強い歯へと導けます。

フッ素塗布は、乳歯や生えたばかりの永久歯に行なうのがもっとも効果的です。乳歯は歯の表面のエナメル質が永久歯に比べて弱く、生えたばかりの永久歯も生えてから2年から3年はまだ歯が弱い状態なので、虫歯にならないよう注意が必要になります。フッ素は初期段階の虫歯に対しては再石灰化で治せますが、進行してしまった虫歯は治せないため、虫歯になる前にフッ素塗布を行なっておくと効果が高いといえるでしょう。

一度だけでなく、何度も塗布を行なうとより効果を高めていくことができます。したがって、1歳頃など歯がまだきれいな段階から定期的にフッ素塗布をして虫歯予防効果を高め、健康な歯へと導きましょう。3ヶ月から6ヶ月に一度のペースでフッ素塗布をするのが、より効果的でおすすめです。

ただし、フッ素塗布は虫歯に対する有効な治療法ではなく、あくまでも虫歯予防の処置であり、患者さまの日頃の歯磨きが重要になります。毎日使用する歯磨き粉にフッ素配合のものをとり入れてしっかり磨くと、より虫歯予防効果を高められます。

小さい頃からフッ素塗布をするのを不安に思う方も少なくありませんが、自然元素であるフッ素は安全性が高く、お子さまでも安心して利用できるのが特徴です。フッ素は食べカスの酸によって溶けた歯のカルシウムと結合し、歯にとり込まれ再石灰化します。無害な成分に変化するため人体への影響はありません。

歯科医院で使用するフッ素は高濃度ですが、一度に大量に摂取しなければ健康に影響を及ぼす危険はありません。塗布の際に使用するフッ素の量は微量で、小さいお子さまに使用しても問題はありませんのでご安心ください。

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