気になる口臭。原因別に治療方法が異なるのです | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.04.24 一般歯科

気になる口臭。原因別に治療方法が異なるのです

口臭は基本的に誰にでもあるものですが、普段と異なる臭いが気になり始めた場合は何らかの原因が存在します。強くなった口臭の原因は様々で、生理的口臭、病的口臭、外的口臭に分けられ、原因によって治療方法も異なってきます。

生理的口臭は、だ液が少ないことで口腔内に細菌が増え、臭いの元である揮発性硫化物が増えるのが原因です。だ液には抗菌作用があるため、だ液の分泌量が減ると必然的に細菌が増え口臭が強くなります。だ液が減る原因はおもに口呼吸であり対策が必要です。鼻炎になり口呼吸になっている場合は鼻炎の治療を優先し、歯並びや噛み合わせが原因で唇が閉じていない場合は矯正治療での改善を図っていきます。

病的口臭はおもに口腔内の病気による口臭で、虫歯や歯周病が原因であることが多いです。虫歯は菌が歯の隙間に残った食べカスを摂取、分解して歯を溶かす酸を分泌し、酸と食べカスの分解臭が混ざることで強い臭いを放ちます。虫歯治療で入れた詰め物の劣化や手入れ不足で隙間ができ、そこに汚れが溜まっている場合もあります。虫歯治療や詰め物の交換で口臭を改善できるので、歯科医院で治療を受けましょう。

歯周病は進行していくにつれて歯茎が下がり、歯周ポケットが深くなると汚れが溜まりやすくなるため、揮発性硫化物の発生量が増えてしまいます。さらに悪化すると膿が溜まり悪臭を放ちます。歯科医院での治療を受けて原因や要因から取り除くことが必要不可欠です。また、稀に内臓の病気や胃腸の機能が弱まるのが原因で口臭が強くなっていることもあります。上手く食べ物を消化できないのが原因で口臭が発生している可能性もあり、歯の治療で治らなかった場合は内科を受診し検査を受けましょう。

外的口臭は食べ物が原因の口臭で、臭いの強い食べ物を食べることで必ず発生します。食べた後に口や胃の中でだ液と混じり、発酵するとガスが発生し強い臭いを放ちます。これは病気ではなく一時的なものですので特に対策は必要ありません。

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