乳歯の虫歯は放っておいてもだいじょうぶ? | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.01.24 小児歯科

乳歯の虫歯は放っておいてもだいじょうぶ?

乳歯は「いずれ抜け落ちる歯」という認識が強く、ケアを怠ってしまう保護者の方も少なくありません。しかし、乳歯は永久歯へ生え変わる際に重要な役割を担っています。乳歯の虫歯を放っておくと永久歯への影響が大きくなるため、適切な処置が必要不可欠です。

乳歯は次に生えてくる永久歯の位置を誘導する役割がありますが、虫歯になると痛みで噛む力が弱まり、顎の骨が十分に発達しなくなります。顎の骨の発育が悪いと歯の生えるスペースがなくなり、歯並びが悪くなることに加え、永久歯の発育の妨げとなるリスクが高まります。

また、乳歯は永久歯と異なり、柔らかく酸に弱いことも特徴の1つです。エナメル質や象牙質も永久歯に比べて厚みがないため、虫歯になりやすく進行も早くなります。乳歯が生えている段階の子どもは上手く痛みを伝えられない時期でもあり、大人が気づいた時には、すでに神経にまで虫歯菌が到達し重症化しているケースも少なくありません。歯磨きを入念に行なって、常に子どもの歯の状態に気を配り、違和感があればすぐに歯科医院にご相談ください。

乳歯の虫歯を防ぐには、家族全員で口腔ケアを行ない、虫歯菌をできるだけ子どもにうつさないように心がけましょう。生まれてきた赤ちゃんは虫歯菌を持っていないため、妊娠中の段階で家族全員がケアや虫歯治療を徹底すれば虫歯菌をうつすリスクを下げられます。

また、乳歯から永久歯の生え変わり段階は歯並びが悪いため、歯磨きがしづらい状態です。小さいお子さまだけに歯磨きを任せず、最後は保護者がしっかり仕上げを行なうよう心がけましょう。歯科医院で適切なブラッシングを学び、正しい歯磨きの習慣化を身につけることも重要です。正しい歯磨きを子どものうちから身につけることで、大人になってからの口腔内トラブルを減らすことができます。

乳歯の段階からフッ素配合の歯磨き粉を使用するのも効果的です。当歯科医院ではより細菌の活動抑制できるフッ素塗布も行なっているので、ぜひご活用ください。

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