コストを抑えられる部分矯正とは | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2022.10.25 矯正歯科

コストを抑えられる部分矯正とは

矯正治療は保険適用外のため、患者さまの費用負担が高額になってしまい、それが理由で治療を断念する方も少なくありません。しかし矯正歯科治療にも種類があり、患者さまのお口の状態によっては、通常の矯正治療よりも低価格で施術可能な部分矯正が行なえます。歯を全体的に動かすのではなく、気になる箇所だけを整えることができ、通常の矯正治療より短期間で治療が完了するのも特徴です。

例えば、上の前歯や下の前歯に隙間がある、または歯並びが悪い場合や少し出ている八重歯だけを引っ込めたい際に部分矯正を行なうことが可能です。噛み合わせを整えることは難しいですが、2本から3本ほどの歯を移動させたい際に効果があり、2ヶ月から1年ほどの短期間で治療が完了します。全体の矯正治療では1年から2年ほどかかることを考えると、短期間でできる点は大きなメリットです。

また、動かす歯が少ないため、全体を動かす矯正治療よりも痛みが少ないことも特徴です。症状によっては取り外し可能なマウスピースでの部分矯正も可能で、より低価格での治療を行なえる上、歯を削る量が少ないため、患者さまの健康的な歯をできるだけ維持したままの矯正治療が実現できます。

コストを削減できる部分矯正ですが、歯並びが大きくでこぼこしている場合や噛み合わせを治したい目的には適していません。施術可能と診断できないと部分矯正は行なえないため、歯並びの状態だけでなく噛み合わせや骨格の問題なども念入りに調べていくことになります。また、骨格と歯並びの関係によっては、部分矯正を行なうことで今よりも噛み合わせを悪くしてしまう可能性があり、その場合も部分矯正の治療選択ができません。

部分矯正で対応できるかどうか判断するために精密検査をしっかり行なう必要があるため、気になる方は一度ご相談ください。部分矯正を希望される場合でも、検査の結果では全体の矯正治療を提案することもあります。その際には費用が理由で治療をやめることもできますのでご安心してご相談ください。

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