インプラントを長く使うためには
インプラントにして美しい歯を手に入れたら、一生その歯を使い続けられるというわけではありません。日々の生活の中で食事、歯磨き等で使っているインプラントの歯にも寿命があります。しかし、寿命には個人差があり、長い期間使い続けられる方もいれば、歯に負担をかけてしまい寿命を縮めてしまう方もいらっしゃいます。
インプラントは自由診療であり、保険適用ではありません。コスト面でも大事に長く使ったほうがよいのはいうまでもありません。では、インプラントを長く使うためにはどうすればいいのでしょうか。まれに40年ほど使い続けた方もいらっしゃいますが、一般的には、インプラントの使用期間は10年〜15年ほどです。
まずは、しっかりと長持ちさせるためには、定期的な歯科医院でのメンテナンスと日々の口腔内のセルフケアが重要になってきます。インプラントの施術が終わってからも歯科医院とは末長く付き合って行くので、インプラントの施術を決める前にしっかりと対応、治療をしてくれるクリニックなのかを見極めておきましょう。カウンセリングでの説明が十分なのか、疑問点などに親身に対応してくれるのかなど確認し、納得した上でインプラントをお願いすることが重要です。インプラント直後には飲酒や喫煙、運動を控えることや投薬などの特別な対応が必要です。
歯科医の指示に従い、注意点を守って生活する必要があります。また、インプラント自体は虫歯になることはありません。しかし、他の歯は虫歯になり得ますし、インプラント歯周炎になる可能性もあります。このような口腔内のトラブルを防ぎ、トラブルの早期発見と対処をしていくためにも数ヶ月に一度の通院でメンテナンスを続けていきましょう。日々のセルフケアとしては、通常の歯と同様にブラッシングや歯間のケアを行なっていきます。インプラントの後のセルフケアで疑問点や不安な点があれば、歯科医に相談し、正しくケアを行なうことが大切です。