小児矯正における親の役割と協力 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.12.04 小児歯科

小児矯正における親の役割と協力

近年、食生活の変化によって顎が成長せず歯並びが乱れてしまい、歯科矯正を行う子どもが増えています。歯科矯正の成功には自己管理が必要です。そのため、自己管理が難しい小さな子どもの場合、親御さんの協力が必要です。

本コラムでは、小児歯科における親の役割と協力について解説します。お子様の小児矯正を検討中の親御さんは、ぜひご参考にしてください。

小児矯正で大切な親の役割
小児矯正における親の役割は、子どもが歯並びを悪化させる習慣をしていないかチェックすることです。特に「指しゃぶり」「爪噛み」「頬杖」「歯ぎしり」「口呼吸」といった5つの習慣に注意しましょう。

指しゃぶりは指で歯を押し出すため、出っ歯や開咬の原因となります。爪噛みは歯に負担をかけて、噛み合わせの位置ずれを引き起こします。頬杖は下顎に、歯ぎしりは顎に負荷がかかるため、歯並びが悪化する原因となります。さらに、口呼吸も口まわりの筋肉のバランスが乱れるため、歯並びの悪化につながります。

これらの習慣は無意識で行われる場合が多いため、気づいた段階で早めに歯科医院に相談するのが大切です。子どもの将来に備えてしっかり確認してあげましょう。

治療前・治療中・治療後で親が協力すること
小児矯正では、治療前・治療中・治療後で親のサポート方法は異なります。
治療前は、主に子どもが治療に向けて後ろ向きにならないように励ますことが大切です。子どもは治療の必要性を理解できない場合があるため、コミュニケーションをしっかり取って不安な気持ちに寄り添ってあげましょう。

治療中は、自宅でのケアが大切です。食事やブラッシングなどのサポートをしてあげましょう。装置に負担がかからないよう、食材を小さく切ったり、柔らかく煮込んだりと工夫が必要です。治療後は、後戻りしないように子どもが自己管理できているかチェックしましょう。長期的に取り組んできた矯正を失敗しないためにも、治療後も親の協力は必要です。

小児矯正において、子どもの悪い習慣を正したり、メンタルをケアするのが親の役割です。また、小児矯正について疑問点や不安な部分がある場合は、信頼できる歯科医院に相談し、子どもと二人三脚で矯正を成功させましょう。

 

Q1:小児矯正は保険が適用される?
A1:小児矯正は病気の治療ではなく審美的要素が強いため、保険が適用されないのが一般的です。しかし、先天性疾患や手術を有する顎変形症などは保険適用となります。適用範囲の詳細については医師に確認しましょう。

Q2:小児矯正は早めにした方がいい?
A2:矯正が必要な場合は、早めの治療が大切です。歯科矯正は歯がすべて永久歯に生え変わる前に行うことで、費用負担を軽減できます。また、小児矯正は抜歯せずに治療できる場合もあるため、早めに行うことで体への負担も少なくてすむでしょう。

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