矯正歯科治療の2つの最新技術と特徴 | 吉祥寺エリア(武蔵野市・三鷹市)で歯科・インプラント・矯正歯科

湖秋会の歯科コラム COLUMN
2023.07.17 矯正歯科

矯正歯科治療の2つの最新技術と特徴

矯正歯科治療は日々進歩し続けています。新しい治療方法や検査方法を確認し、最新技術が受けられるクリニックで治療を受けると、従来の治療法では1年半かかるところが1年に短縮できたり、痛みが少なかったりと多くのメリットがある可能性があります。本コラムでは、最新技術の種類や特徴、メリットについて紹介します。

矯正治療が目立たない「セルフライゲーション型マルチブラケット装置」
セルフライゲーション型マルチブラケット装置(デーモンシステム)は、アメリカで開発された新しい矯正装置です。従来のブラケットと違って、ワイヤーを固定するためにゴムや細い針金を使わず、ブラケットにワイヤーを挟み込むだけの仕組みになっています。これにより、ブラケットとワイヤー間の摩擦が極限まで小さくなり、より弱い力で歯を効率的に動かすことができます。セルフライゲーション型マルチブラケット装置の特徴は以下のとおりです。

・通院回数が少なくて済む
・痛みや刺激が少ない
・非抜歯(歯を抜かない)の治療を行いやすい
・ブラッシングしやすい構造

上記で挙げたような特徴があり、治療期間を短くかつ痛みを少なくしたい方に合う治療方法となっています。

ほかの矯正装置と組み合わせ治療スピードを上げる「光加速矯正装置」
光加速矯正装置は、近赤外線である850nmの波長の光を歯の周辺組織に照射し、細胞エネルギーを活性化させ、歯の移動をスピードアップするための補助的な装置です。光加速矯正装置の特徴は以下のとおりです。

・治療期間を50〜60%短縮できる
・痛みを緩和できる
・どんな矯正装置とも併用できる
・治療後の歯並びの後戻り予防効果もある

光加速矯正装置はほかの矯正装置と組み合わせることで、効果を促進する補助的な装置です。矯正歯科治療と併用したい方は、歯科医師に相談してみましょう。

矯正歯科治療は自分に合う方法を選択しよう
デーモンシステムや光加速矯正装置は、矯正歯科治療の最新技術として多くのメリットを持っていますが、それぞれにデメリットや注意点もあります。また、どの方法が自分の歯並びや噛み合わせに最適かは、個人差があります。最新技術を使って治療を行うのか、古くからある一般的な治療を受けるかは、患者さんが歯科医師とよく話し合って決定しましょう。

 

Q1:矯正歯科治療の最新技術を受けるには、どのくらいの費用がかかる?
A1:光加速矯正装置は10~15万円、セルフライゲーション型マルチブラケット装置は、装置の種類や装着する部位によって費用が異なります。

Q2:矯正歯科治療は最新技術だけに絞って選べばよい?
A.2 最新技術によるメリットはたくさんありますが、必ずしも最新技術を用いた装置や装着方法から選ぶ必要はありません。医師と相談し、ご自身のライフスタイルや希望などに合うものを選びましょう。

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