セラミックを使った修復法について
事故で歯がなくなったり、欠けたりしたときに歯科で治療を受ける方は多いのではないでしょうか。その際、修復治療のなかでも、自然な歯に近い仕上がりになる「セラミック」を使った修復法が注目を集めています。本コラムでは、セラミック修復の概要や注意点について紹介します。もし現在歯を欠損するなどして「修復」を検討している方は参考にしてください。
セラミックは歯と似た質感が魅力
セラミック修復法は、セラミックの特徴でもある「本物の歯と変わらない色」や「質感」を活かし、欠損部分の詰め物や被せ物をする治療法です。また、虫歯だけでなく変色した歯の治療や歯並びの改善といった見た目の向上にも使われており、幅広い治療を実現できます。さらに、元の歯と変わらない仕上がりになるため、第三者に分かってしまう事態も防げます。
セラミック治療の注意点と起こりえるトラブル
セラミック修復を行う場合は、以下の3点に注意する必要があります。
・保険適用外のため治療費が高額になる
・セラミックが割れる場合がある
・歯ぎしりをする方には向いていない(マウスピースなどの対策が必要)
セラミック修復を行う場合は、事前に歯科医師と相談してリスクを把握しておきましょう。セラミックの割れに起因する痛みやトラブルがある場合は、些細なことでも早めに歯科医師へ相談してください。
セラミックの寿命は10年以上
保険が適用されないセラミック修復法は、高額な費用がかかるため、なかなか治療に踏み切れない方も多いのではないでしょうか。一般的に、銀歯の寿命は約5年といわれるのに対して、セラミックの寿命は10年以上とされています。セラミックは傷や汚れがつきにくいなどのメリットがあり、長期間の使用に適していますが、例えセラミックにしたとしても、定期的なメンテナンスや適切なセルフケアが必要な点には注意しましょう。
セラミック修復法によって自然で綺麗な歯を手に入れる
セラミック修復法で治療すれば、失った歯質を天然の歯と変わらないクオリティで補えます。そのため、接客業などで普段から歯を綺麗に見せたい方におすすめの治療法です。保険適用されず治療費が高額になる点には注意しなければいけませんが、10年近く長持ちするのはメリットといえます。治療によって自然な歯を手に入れたい方は、ぜひセラミック修復法をご検討ください。
Q.1:セラミックと保険の白い歯はなにが違う?
A.1:保険適用の白い歯はプラスチック製のため、セラミックよりも色味が浮いて見えやすいでしょう。また、時間の経過によって変色しやすいため、より自然に治療するならセラミックがおすすめです。
Q.2:セラミック治療を完了させるためにはどれくらいの期間が必要?
A.2:セラミックの治療期間は初診時の状態によって異なりますが、最短で1〜2週間程度で完了します。しかし、見た目の改善を目的としたセラミック矯正であれば1〜2ヵ月程度の期間が必要です。